歯科後継者塾体験記

2019年2月 月例勉強会 開催報告

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2019年2月8日に歯科後継者塾の継続勉強会を開催しました。

今回のテーマは『指導監査の失敗をしない、誰にでもわかる個別指導対策』

ということで、実際に「新規指導」の対応及び新規指導時の「立ち合い」を行っている先生を講師にお招きして開催しました。

歯科医院の事業承継において、「新規指導」は後継ドクター(若先生)にとっても非常に興味のある内容かと思い今回のテーマの設定をしました。

今回は講師の先生が100枚以上に及ぶスライドを作成し、準備をしてくださいました。

講義の内容自体は

1.新規指導の通知が届いてから

2.カルテの記載方法

3.指導時に指摘されやすい事項

の3本立てで、それぞれ現場に出ているドクターだからこそのオフレコ的な情報満載となりました。

新規指導は多くのドクターにとって人生で一度しか経験をしないものです。

人生に1度きりの重要なイベントであるにも関わらず、その新規指導に対する正確な情報はあまり出回っていないのですが、

それでも口コミで『厳しい』情報だけが独り歩きしているような状況です。

その点を今回の勉強会ではすっきりと改称していただけたのではないかと思います。

1.新規指導の通知が届いてから

新規指導のスケジュールは

『1か月前の通知』『一週間前の10件のカルテの指定』『新規指導の1~2か月後の指導結果』

というのが大まかなものです。
(再指導になると、また違うものになります)

『1か月前の通知』を受けてからドクターがするべきことは、

カルテの整理です。

一週間前にならないと対象となるカルテは分からないのですが、それでも半年分の膨大なカルテの中から指導されるかもしれないカルテを絞っていくことは可能なようです。

2.カルテの記載方法

カルテの記載方法は本当に膨大な量の情報がありますが、

『管理計画書=歯管の用紙』や『歯科衛生実地指導』『義管・補管・維持管の用紙』『技工指示書・伝票』等々の書類それぞれについて

適切な管理・提出方法、記載方法がありますのでしっかりと内容を理解し対策していくことが重要です。

そして、指導の一週間前(カルテの指定を受けてから)には、『カルテの整理』をしていきます。

特に『1号用紙』の『保険証部分』『傷病名』『口腔内状態』『主訴、その他摘要』についてをルールに則って記載されているのかを確認していきます。

3.よく指摘される事項としては、

『補診』『切開』『難抜歯』『歯リハ』『P根検』『P基処』

『SRPとP-Cure』『X線について』『ポスト除去』『Hys処置』『う蝕処置』『機械的歯面清掃』

が挙げられます。これらもそれぞれについて具体的な正しい記載方法がありますので、

しっかりとした準備が必要になってきます。

講義終了後は懇親会で講師の先生も交えてざっくばらんに盛り上がりました。

講師の先生も一緒に懇親の場を設けられると、より突っ込んだ話が聞けますので、魅力的ですね、

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